大山・キリン峠のお花畑を訪ねて③

前回から一週間近く間が開いてしまいましたが、
キリンのお花畑訪問記、いよいよ目的地到着です。

地上からは草原のように見えた草付きは、
結構高さのある低木で覆われる部分が多く、
それらが左右から道に覆いかぶさるように生えていたのでした。

勾配もかなり急に感じます。
そこへ持ってきて茂みに足を取られ
スイスイ登るというわけには行かない状態でした。

見上げると果てしなく続くような緑の壁です。
登って行くにつれ周囲のお花畑度が上がって行きます。

すでに相当ヨレヨレになっていた私は、
草付きの先端まで行かなくていいや!と思い始めていました。
ほんの少し進んでしばし立ち止まるように・・・。
目的とした場所は見上げると、果てしなく遠く見える。

今登ってるこの道を帰りに歩くんだよねぇ。
あぁ~コワイなぁ~~

もう帰りの心配を始める始末!(><)

せっかく来たんだから写真を写さなきゃ!という余力も湧いてきません・・・
青空だったら頑張れたかもしれない。
でも、天気の良し悪しじゃなかった。
心がすっかり折れていました。

でもピカピカの晴れでなくて良かった面も。
疲労感は少なく済んだと思うし、
花の色を綺麗に出すには明るい曇りは歓迎すべき事でした。




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大山の夏の花の主役というべきクガイソウ。
今年は花房に例年ほどの勢いが無いそうなんですけど、
これまであまり気に留めてこなかった花なものですから
いまひとつ実感が湧かないでぇす~~

う~ん・・・花房が短いってこと???

D700 + NIKON AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR + C-PL



あ~~・・・でもでも!
空が真っ白に飛んだ写真とか見ると、
やっぱし青空だったら良かったなー・・・と未練がましく思う。


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下界は晴れてたんですが。
時折遠くまで見えそうで見えないもどかしいガス~~~

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ユートピアとかじゃクガイソウとシモツケソウのコラボがワンダフルなので有名ですが、
キリンのクガイウソウとギボウシの組み合わせは上品で、
好みもあると思いますが、私はこの白と紫の方により魅力を感じました。

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お花畑のエリアはオアシスのよう。
それに対し草地の外は砂漠のよう。
しかしだから何も生えていない訳ではなく、
厳しい中にも必死に咲く花の姿がたくさんありました。

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岩の断面がスゴク新鮮なのね!
もうどんどん崩壊しちゃってる最中というのがハッキリ迫って来る!

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虫たちも大活躍♪

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草付きエリアも境界域は中々厳しい状況に置かれている。
みんな精一杯生きてるね!


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今日歩いてきた方向を振り返ってパチリ★

奥のガスで先端が隠れてるのが烏ヶ山。
その手前にみえる尾根が2010年冬に通ったあたり。
あの尾根の向こうから来たことになるのですけど、
あれを越えるのがキツかったな~としみじみ。


もうこれ以上先に進まずに帰ろうと思って、
すっかり踏みとどまって進まなくなった。私。
草付きの天辺に到達されたご夫婦に向かって声をかけました。
何も言わず消えたら失礼だと思いまして。

「私はここで本日は引き返しますぅ~!」

しかし、もう少し頑張ってここまでおいで!と声を掛けていただいて
私はちょこっと進んでは大休憩、
さらにちょっと進んでまた休憩・・・ではありましたが
行きとは異なるルートへの分岐点までやって来ました。

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どこに道が?って感じの上がって来た道を見下ろす。

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下りはお花畑の中をトラバースするらしい。

登って来た道をそのまま歩くより30分は短縮出来るそうな!!
あの激下りを降りずに済むなら儲けもの♪
見たところ開けたところを行くというのもいい感じ♪

少し前にそこを降りて行った三人組さん達が、
見る見るうちに下に到達したのが見えた!
わおー♪速い速い♪

ご夫婦と一緒に降りたいと申し出たばかりに
のんびりタイムを結果的に短縮させてしまって申し訳ない事になった。
先頭を旦那さんが進む。

すごい速い!!
あっという間に小さくなってしまった!

お花畑トラバースは距離的にはわずかで
あとは急降下~~~~!!!

こわごわと慎重過ぎる私が二番手。

最後は奥様がカメラ片手に行く!

さらば~~~
キリンのお花畑よ~~~
また今度、晴れた日にその天辺に行くからぁ~~

どんどん降りる!
降りる!
降りる~~~!

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するとお約束なのかガスが晴れて稜線が見えてきた。
もう一回戻る?と冗談とも本気とも取れないため息が漏れる。

またの機会でいいや!とカメラをザックから出す事はしなかった。

下ると森に入るまでガレガレの枯れ沢を延々と歩く。
足元がしっかりして来る頃、
あぁ終わっちゃった!と小さな喪失感があった。

夏が、終わった、ってそういう感じ。

行きにもこの道から行ったら絶対ラクだ!!と思った。
そういうのもアリなのを後日知った。
となれば試してみたいね。

一緒に下山したご夫婦のお蔭で帰り道は会話も弾んで楽しい時間となった。
最後の最後で再び先行して別れることになったのですが、
新しい縁の生まれた思い出深い山行きとなった一日でした。
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by mizuho-24 | 2011-08-28 19:05 | 登山